この記事を監修したのは
諸隈誠一先生
医師、医学博士/九州大学大学院医学研究院 保健学部門 教授/日本赤ちゃん学会理事
1996年九州大学医学部医学科卒業。2018年4月、同大学大学院医学研究院保健学部門教授に就任。
一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
管理栄養士
全国約1000名の管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やヘルスケア事業に取り組む企業や法人の事業サポートやコンサルティング、管理栄養士の人材育成を行う。
Q:果物は、たくさん食べても大丈夫?
妊娠中であっても、果物ならいくら食べても問題ないでしょうか?
A:「果糖」という糖分が含まれています。過剰摂取には気をつけましょう
ビタミンやミネラルが豊富な果物は、普段の食生活でも欠かせない食材です。妊娠中には1日当たり2~3つ程度の摂取が勧められています。〈※1〉
ミネラルや食物繊維もたっぷりなので、ドライフルーツもおすすめ。ドライフルーツには通勤バッグに入れて持ち運びしやすい利点もあります。しかし生の果物よりドライのほうが重量あたりのエネルギー(カロリー)は高めです。〈※2〉
また果物の中には、主に中性脂肪になりやすい「果糖」という糖分が含まれています。過剰摂取には気をつけたいものです。
生とドライ、それぞれの長所を楽しんで、適度に果物を召し上がってください。
〈※1〉「妊産婦のための食生活指針」について(厚生労働省)
〈※2〉日本食品標準成分表2015年版(七訂)
※内容を一部修正いたしました(2019/1/25 14:00)