この記事を監修したのは
諸隈誠一先生
医師、医学博士/九州大学大学院医学研究院 保健学部門 教授/日本赤ちゃん学会理事
1996年九州大学医学部医学科卒業。2006年4月より九州大学病院助教、2010年6月より同大学病院産科婦人科特任准教授、2011年1月より同大学環境発達医学研究センター特任准教授、2018年4月同大学大学院医学研究院保健学部門教授。
肌荒れ:べたついたり乾燥したり
妊娠初期は “黄体ホルモン(プロゲステロン)”の分泌が増えますが、これはちょうど生理前と同じような状態。生理前後に肌荒れを起こす人がいるかと思いますが、この時期も同様です。べたつき気味になったり、肌が敏感になったりすることがあります。
さらに「つわり」で体調が崩れたり、栄養が偏りがちになる時期でもあります。それが肌あれとなって表面にでてくることがあります。
スキンケア方法は?
肌荒れがおこると、切なくなってしまいますよね。けれど、いくらこまめにスキンケアをしても、敏感肌用の化粧品を使っても、その効果には個人差があり、「これをすることで改善します」という画期的なものは残念ながらありません。
睡眠をたっぷりとり、バランスの良い食事を心がけるなどのお肌を整えるための対策も、つわりの真っ最中であれば難しいかもしれません。「今はこういう時期だから」と割り切って、あまり気にやまないようにしましょう。肌が敏感に感じる時は刺激の少ないスキンケア製品を試してみたり、薄めのメイクで肌の負担をできるだけ少なくするのも一つの手です。
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